自分を後回しにしない練習。早退して気づいた「自分を認める時間」の大切さ

エッセイ

毎日を一生懸命に過ごしていると、

いつの間にか「自分のこと」が後回しになってしまうことがあります。

本当はやりたいことがある。

でも、周りの目が気になって、つい我慢してしまう。

これは、そんな私が勇気を出して「自分を一番」にしてみた、ある午後の記録。

葛藤の午後

進まない時計の針

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忙しかった日々が嘘のように、仕事に余裕ができた一週間。

少ない仕事をゆっくりと、丁寧に進めてみる

でも、時計の針はなかなか進まない。

「……市役所、行きたいな」

ふと頭をよぎる願い。

けど、すぐに「まだ仕事中だし」「周りに迷惑をかけるかも」というブレーキがかかる。

やりたいことと、世間の「当たり前」の間で、心は激しく揺れる。

震える声での報告

14時の解放

Photo by Jess Bailey on Unsplash

「今日、市役所に行きたく、14時に早退しても大丈夫でしょうか」

勇気を振り絞って出した声は、少しだけ震える。

上司がちらっと時計を確認し、「いいよ」と短く返してくれた瞬間、

1度は緊張がほどけたものの、本当のそわそわはそこから。

「本当に迷惑じゃないかな?」 「みんな頑張っているのに、私だけ」

いつもとは違う、少し後ろめたいような空気を身にまといながら、待ちわびる14時。

1分1秒が、いつもより長く感じる時間。

会社の外へ

やっと吸えた、新しい空気

Photo by Tim Mossholder on Unsplash

待っていた時間が来て、会社の重いドアを閉める。

いたたまれない空気から抜け出し、1歩外へ出た瞬間、

ようやく「安心」が私を包み込む。

まだ明るい街、少ない人通り。

「今日は仕事も落ち着いている。

 期限が迫っていた役所にも行けて、これは私にとっていいこと」

そう自分に言い聞かせながら歩く道は、どこか新鮮な景色に見える。

自分を認める時間

帰り道のひとりごと

Photo by Orhan Pergel on Unsplash

役所の用事を無事に済ませ、いつもより軽くなった足取りで歩く帰り道。

私は、心の中で自分に声をかける。

「私、ちゃんと早退できた。自分のやりたいこと、後回しにせずに済ませられたじゃん」

いつもは誰かのペースに合わせてばかりの私が、

今日は自分の意志で、自分のために時間を使う。

その小さな一歩を、誰でもない私自身が認めてあげる。

心がじわっと満たされていく感覚を抱きしめながら、

自分へのご褒美に、普段は買わない【コンビニスイーツ】を選ぶ。

帰宅

明るい部屋と、小さな命

Photo by Jonas Leupe on Unsplash

家に着くと、いつもなら電気をつける時間なのに、今日はまだ部屋が明るい。

その明るささえも、自分へのプレゼントのように思えて嬉しくなる。

そして、いつものように迎えてくれるうさぎの姿。

テレビをつけて、買ってきたスイーツをゆっくりと頂く。

外の世界の「正しさ」よりも、自分の「心地よさ」を優先した、

今日という「自分を甘やかした1日」が完成する瞬間。

「たまには、こんな1日があってもいい」

そう心から思えたとき、また明日から、少しだけ自分を好きでいられる気がする。


誰かのために頑張るあなたも素敵

けど、

自分のために時間をもぎ取った今日の私は、なんだかいつもより愛おしい。

完璧じゃなくていい。

明日もまた、小さな「自分へのご褒美」を見つけながら、

ゆるやかに生きていこうと思います。

 

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Photo by Anyzoy studio on Unsplash

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